ブログ

スタッフ日記

夏の訪れを告げる贈り物。
もぎたての枝豆を囲んで広がる笑顔の輪

2026.07.10 公開

毎年、東京で農業を営む教え子さんから届く「枝豆」を、心待ちにされているAさん。
今年も、もぎたてのみずみずしい葉や茎がついたままの立派な枝豆がどっさり届き、「ぜひ下処理を手伝ってほしい」と声をかけてくださいました。

テーブルに新聞紙を広げ、緑鮮やかな枝豆を並べると、Aさんを中心に周りの利用者さんも自然と集まってこられます。
ハサミを手に取り、「今年も本当に立派で、実がぷっくりしているね」「昔は家でも、こうやってみんなでザルを囲んでハサミを入れたものだよ」と、懐かしい思い出話に花が咲きます。
一粒ずつ丁寧にさやを切り離していくパチパチという心地よい音が響き、作業の時間はあっという間に笑顔あふれるひとときに変わっていきました。

下処理が一段落すると、「枝豆は早めに茹でたほうが、絶対に美味しいからね」と、さっそく調理がスタート。
実は、担当したスタッフは枝豆をイチから茹でるのがこれが初めて。
急いでスマートフォンを取り出し、「美味しい茹で方」を検索することに……。
「さやの両端を少し切ると、塩味が染み込みやすくなるらしいです!」というスタッフの発見から、さっそく一部の枝豆で試してみることにしました。
いざ茹であがって食べ比べてみると、「……あんまり変わらないかも?」「あはは、本当だね!」と、みんなで顔を見合わせて大笑い。
そんな試行錯誤も、楽しい調味料になりました。

Aさんのこだわりは、少し歯ごたえの残る「固め」の食感。
お鍋から一粒すくっては味見をして、「もう少しかな」「うん、今がちょうどいい!」と絶妙なタイミングでお湯から引き上げました。

ホカホカと湯気が立ち上る、茹でたての枝豆を口に運ぶと、「やっぱり美味しいね!」とAさんは満面の笑顔。
「たくさんあるから、みんなで分けて食べてね」と、優しいお裾分けの言葉もいただきました。

夏の旬の味覚を真ん中に置くだけで、自然と会話が生まれ、温かい笑顔が幾重にも広がっていく。
Aさんのおかげで、スタッフも「美味しい夏の味」を学ぶことができました。

季節の恵みを五感で味わう喜びと、日常の中で人と人とが緩やかにつながる心地よさを、改めて教えてもらった大切な一日となりました。

夏の訪れを告げる贈り物。もぎたての枝豆を囲んで広がる笑顔の輪

A | ものがたりホームヘルパーステーション

鳥 鳥 鳥

Copyright© 2025 - 2026 Narrative Home. All Rights Reserved.