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スタッフ日記

今、がその時。
Iさんと行った砺波の夜高祭りと、美味しい思い出

2026.07.03 公開

6年間の歩みと、流れる時間

Iさんとは、ご自宅で一人暮らしをされていた頃からリハビリを担当させていただいており、気がつけばかれこれ6年という長いお付き合いになります。
Iさんのお部屋には、去年の花火大会の写真が大切に飾られています。当時、入居者様7名で参加した時のもので、みなさん本当に素晴らしい笑顔を浮かべていらっしゃいます。ただ、月日が流れる中で、その写真に写る方々の中で今もご存命なのは、Iさんを含めてお二人だけとなりました。写真を見るたびに、流れる時間の尊さと、今この瞬間の大切さを深く考えさせられます。

「行ってみたいな」の一言から始まった急な大作戦!

そんなことを心に留めていたある日のリハビリ時間。
何気なく私が、「今週、砺波の夜高祭りですよ」とお話しした時のことです。
それまでは「元気な時にたくさん出かけたから、もう特にどこかに行きたいとは思わないよ」と一貫して仰っていたIさんが、ふとこう呟かれました。

「行ってみたいなー。たい焼きも食べたいなぁ」

その言葉を聞いた瞬間、「今こそが、行ける時であり、行きたい時なんだ!」と強く感じました。
すぐに急いでご家族に連絡を取り、計画を進めました。

キラキラした目と、最高の笑顔

そして3日後――。
そこには、大好きなたい焼きを美味しそうに頬張るIさんの姿がありました。

急な誘いにもかかわらず駆けつけてくださった娘さんと一緒に、夜空を彩る夜高の行燈(あんどん)をじっと見つめるIさん。

急な誘いにもかかわらず駆けつけてくださった娘さんと一緒に、
夜空を彩る夜高の行燈(あんどん)をじっと見つめるIさん。

行燈を見送るその目は、まるで子供のようにキラキラと輝いていました。
その表情を見られただけで、急いで準備をした甲斐があったと胸が熱くなりました。

今、がその時。
Iさんと行った砺波の夜高祭りと、美味しい思い出

これからのこと

今回は少し急な企画になってしまいましたが、ご家族のご協力のおかげで本当に温かい時間を過ごすことができました。今回の経験を活かして、次回はもっと計画に余裕を持って、お祭りを希望される他の入居者様も一緒に楽しめる「夜高祭りツアー」などが企画できたらいいな、と考えています。
来年も、再来年も、その先の未来も。
これからもIさんの素敵な笑顔の写真を、たくさんたくさん、お部屋に増やしていけますように。

吉野 | ものがたり訪問看護ステーション 理学療法士

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