なにげなく愛おしい「今日」を残す
— ナラティブノートと、写真のぬくもり
私には離れて暮らす祖父がいます。
祖父は今年で94歳。
孫が6人、曽孫が10人。
曽孫10人のうち9人が男という、なんとも暑苦しい… いや、頼もしい曽孫たちに会えることが幸せだと口ぐせのように言っています。
祖父は週3日のデイサービスでオセロをすることを楽しみにしています。
祖父のもうひとつの楽しみは写真を撮ること。
帰省したときは必ず写真を撮っています。最近は祖父が曽孫に話す様子を動画に撮ることも。
祖父の部屋は孫や曽孫の写真がいっぱいです。
写真をながめながら、次に会える日を楽しみに、日々を過ごしているそうです。
私たち、ナラティブホームで働くスタッフも、訪問先や、ものがたりの郷で、よく写真を撮ります。
その写真を離れて暮らすご家族に送ってさしあげるととても喜ばれます。
ものがたりの郷では、「ナラティブノート」というノートを作り、そのノートに記録を残していくことで、普段どのように過ごしておられるかをご家族に見ていただいています。
お誕生日や外出などイベントの時だけでなく、毎日の中で見られるなにげない表情やしぐさこそ、私たちが本当に残したいもの。
当たり前に流してしまいそうな瞬間を、愛しく思い、その気持ちで残した写真は、利用者さんと私たちの絆の記録でもあると感じることもあります。
私自身の祖父との写真を見てもそうですが、写真をみると、その当時の空気感やあたたかい気持ちがよみがえる思いです。
みなさんも、今日というかけがえのない日を、写真に残してみませんか。



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