ほっとなみカフェ

2026.08.18

開催終了

令和8年度/第6回ほっとなみカフェ at ものがたりの街
開催レポート

開催日時 : 2026年9月17日(木)14:00~15:20


[第一部]
佐藤伸彦先生の健康講座
認知症予防の鍵は「耳」(難聴リスク、補聴器の早期利用)

ほっとなみカフェ at ものがたりの街

【1】今秋のワクチン接種情報
現在、インフルエンザ、肺炎球菌、帯状疱疹の各種ワクチン接種が案内されています。

インフルエンザワクチン:
現在、高岡市や救急センターを含め広域で流行が始まっています。
市からの補助決定通知(助成用紙)が順次届く予定です(持ち込み時の自己負担額は例年通り約1,400円の見込み)。接種から効果が出るまで約2週間かかり、持続期間は約4ヶ月です。流行期を見据え、早めの接種が推奨されます。
9月29日(火)より接種を開始し、夜間(18:00?19:00)の対応日も設定されます。

肺炎球菌ワクチン:
今年新たに開発された組換えワクチン(キャップバックス等)は、一生に1回の接種で長期的な予防効果が得られます。
従来型(プレベナー等)との価格差は200円程度ですが、新しいタイプ(キャップバックス)は重症化しやすい肺炎球菌の型を幅広くカバーしているため、こちらが推奨されます。

帯状疱疹ワクチン:
生ワクチン(1回接種・安価)と組換えワクチン(2回接種・高価)の2種類があります。
生ワクチンは効果が60?70%程度にとどまり、体調によっては発症リスクが残ります。一方、組換えワクチン(2回打ち)はウイルスの情報のみを使用しているため安全性が高く、確実な予防効果が見込めます。2回打ちの選択が推奨されます。

接種方法・注意事項:
インフルエンザやコロナなどの組換えワクチンで「打ったからかかった」ということは理論上ありません(副反応の発熱を誤解するケースが多いです)。
複数ワクチンの同時接種は可能ですが、抵抗がある場合は2週間あけての接種が目安となります。
最近のインフルエンザワクチン等は皮下注射から筋肉注射に移行しており、痛みや皮膚の腫れが少なくなっています。

【2】難聴と認知症の深い関係
耳の聞こえづらさを放置すると、認知症の発症リスクが大幅に高まることが国内外の研究で実証されています。

研究データ:
アメリカの研究(80歳以上・約2000人対象): 重度難聴のある高齢者は、正常な人に比べて認知症になる割合が約6割高い。
日本の研究(浜松医科大学・約500人対象・6年間追跡): 健常者の認知症発症率約10%に対し、聴覚障害がある人は約21%と、発症リスクが約2倍に跳ね上がる。

難聴が認知症を引き起こす理由:
音が入らないことで脳への刺激が減少する。聞き取ろうと過剰に集中することで脳が疲弊し、他の認知機能処理に影響が出る。会話が億劫になり、外出やコミュニケーションの機会が減ることで抑うつや孤立を招く。

難聴の早期発見と日常生活での対策
早期発見のサイン:
会話で「え?」と聞き返すことが増える、あるいは聞こえたフリをしてごまかす。
子供や女性などの「高い音(高音域)」から聞こえにくくなる。
テレビの音量が極端に大きくなる(家族が気づく重要なサイン)。

予防と対策:
耳を休ませる・保護する: 大音量でテレビやイヤホンを長時間聞き続けない。騒音環境では耳栓を活用する。
耳垢(みみあか)の除去: 耳垢が詰まっているだけで聞こえが落ちているケースも多いため、無理せず耳鼻科で定期的に掃除してもらう。
生活習慣の改善: 睡眠不足の解消や適度な運動で全身の血流を良くする。

補聴器・骨伝導機器の活用:
一般の補聴器やメガネ店での相談に加え、近年は耳を塞がない「骨伝導集音機器(頭蓋骨の振動で音を伝える仕組み)」が進化しており、行政や金融機関の窓口等でも導入が進んでいます。
コミュニケーションの工夫: 視覚的サポート(テレビの字幕機能)、ゆっくり大きな口元を見せて話す、ジェスチャーを交えるなどの配慮が有効です。

【3】認知症検査と最新医療の動向
難聴と検査の注意点: 認知症の簡易検査(長谷川式など)では、単に耳が聞こえていないだけで低得点になり、誤診されるケースがあるため、まず聴力や耳の状態を確認することが極めて重要です。

早期診断と治療の進歩:
長谷川式テストでは検出できない極初期の認知機能低下を発見するため、「MoCA-J(モカ・ジャパン)」などの精密なスクリーニング検査が用いられています。

近年、軽度認知障害(MCI)期の早期治療薬が登場しており、今後は自己注射など治療の選択肢がさらに広がる見込みです。



[第二部]くまの音楽堂スペシャルライブ(となみ市を中心に活動する音楽ユニット)

くまの音楽堂スペシャルライブ

地域を歌で元気にする活動を11年間続けている「熊の音楽堂」によるアコースティックギターとボーカルのミニライブが開催されました。

【演奏曲目】

  1. 北国の春(オープニング)
  2. 時の流れに身をまかせ(テレサ・テン / 音楽堂バージョン)
  3. 涙そうそう(森山良子・夏川りみ)
  4. 美空ひばり メドレー(悲しい酒 〜 川の流れのように)
  5. 糸(中島みゆき)
  6. アンコール:上を向いて歩こう(坂本九)

手拍子や歌声を合わせながら、あたたかい雰囲気の中で交流を深めました。

開催案内

開催日時 2026年9月17日(木)14:00~15:30
テーマ [第一部]佐藤伸彦先生の健康講座
 認知症予防の鍵は「耳」(難聴リスク、補聴器の早期利用)
[第二部]くまの音楽堂スペシャルライブ
参加費 無料
予約 要予約
お申込方法 どなたでもご参加いただけます。
以下のお申込みフォームにご記入の上送信ください。

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